PMI支援サービス

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組織・経営体制再編

企業文化や既存の体制を尊重しつつ、効率的で透明性の高い組織を構築します。経営陣と現場の橋渡しを行い、持続的成長の基盤となる体制を整備します。

成長戦略・業務改善

市場調査や競合分析を基に、短期収益改善から中長期の成長戦略を策定します。あわせて、部門ごとの役割分担を明確化し、無駄のない業務フローを再設計します。

人材・評価制度構築

従業員のモチベーションを高めるため、公平で透明性のある人事評価制度を導入します。人材育成と成果評価を連動させ、企業全体の成長につなげます。

財務・経理基盤の強化

月次決算や管理会計を導入し、迅速かつ正確な数字で経営判断を支援します。効率的なレポート体制を整え、ファンドの管理ニーズにも対応可能な財務・経理基盤を構築します。

バックオフィス・DX推進

総務・契約管理などの管理部門を効率化するとともに、IT基盤やデジタルツールの導入を支援します。クラウド会計やワークフローシステムを活用し、業務効率を飛躍的に高めます。

ガバナンス・PMI統括

法令遵守や内部統制を徹底し、リスクを最小化します。買収後100日プランの策定から実行支援まで横断的に伴走し、ファンド・経営陣・従業員の信頼関係を築きます。

1. 組織・経営体制再編

買収後の企業統合において最も大きな課題のひとつは「組織の再編」です。特に中小企業の場合、経営者や少数の幹部に依存した組織運営が長く続いているケースが多く、権限や役割分担が明確でないまま成長してきた例も少なくありません。そのため、ファンドによる買収後は、これまでの組織体制を尊重しつつ、透明性・効率性を兼ね備えた新たな枠組みを早期に整備することが求められます。

当サービスでは、まず既存組織の現状を徹底的にヒアリングし、経営陣や従業員との対話を通じて、組織内に潜む不満や課題を浮き彫りにします。その上で、役職・部門ごとの責任範囲を整理し、誰がどの意思決定を行うのかを明確化します。トップダウン型の意思決定に偏っている場合には、現場管理者へ権限移譲を進め、迅速で実行力のある組織運営へと改善します。

また、企業文化の違いによる摩擦を最小化するために、ファンド側の経営方針と従来の企業文化を融合させる「ブリッジ役」として機能します。具体的には、社内報や定例会議の設計、ワークショップの開催を通じて「新しい組織の方向性」を全社員に浸透させます。組織再編は単なる枠組みの変更にとどまらず、社員一人ひとりの納得感を醸成するプロセスが不可欠です。当社は、そのプロセスに伴走し、経営層と従業員の信頼関係を築くことで、持続的な成長を支える組織基盤を構築します。

2. 成長戦略・業務改善

買収後の企業においては、「どこに向かうのか」を示す成長戦略が必要不可欠です。特に中小企業は、過去の実績や取引先に依存することが多く、新規市場開拓や新商品開発といった攻めの戦略が十分に描けていないケースが目立ちます。そこで当サービスでは、徹底した市場調査・競合分析を行い、企業が持つ固有の強みを最大限に活かした成長戦略を共に策定します。

成長戦略は単なるスローガンで終わらせず、収益改善に直結するアクションプランに落とし込みます。たとえば、営業活動の重点市場を明確化し、見込み顧客管理の仕組みを整備することで、受動的な営業スタイルから攻めの営業スタイルへ転換します。さらに、既存顧客の深耕と新規開拓のバランスを最適化することで、安定した収益基盤と成長余力を両立させます。

加えて、業務改善の観点からは、部門ごとの業務分掌を見直し、責任範囲を明確にします。曖昧な業務フローを整理することで、重複や無駄な作業を削減し、社員が本来の役割に集中できる環境を作ります。業務プロセスの見える化やKPI設定を通じて、改善効果を数値で把握できる仕組みも導入します。

こうした取り組みにより、ファンドが求める成長シナリオと現場が実行可能な日々の業務がつながり、企業全体が一枚岩となって未来を描ける状態を実現します。

3. 人材・評価制度構築

企業成長の鍵を握るのは「人」です。買収後の中小企業では、従業員が将来への不安を抱えたり、経営方針の変化に戸惑うことも少なくありません。そのため、従業員のモチベーションを高め、組織全体の一体感を醸成するための人事制度が不可欠となります。

当サービスでは、まず既存の人事制度や評価基準を分析し、課題点を明確化します。中小企業では往々にして「年功序列」「経営者の裁量」に依存した評価が行われがちですが、これでは若手や優秀人材の離職を招きやすくなります。そこで、成果とプロセスを両面から評価する制度を導入し、従業員一人ひとりの努力が正しく報われる仕組みを作ります。

また、人材育成と評価制度を連動させることにより、単なる評価ではなく「成長支援」の仕組みを構築します。例えば、個々のキャリア目標に応じた研修制度やOJTの設計を行い、評価フィードバックを通じて次の成長課題を明確にします。これにより、従業員は「この会社で成長できる」という安心感を持つことができ、離職率低下や定着率向上につながります。

さらに、経営陣に対しては評価制度運用のトレーニングを実施し、公平性と透明性を担保します。従業員が納得感を持てる評価制度を浸透させることで、企業全体の活力を引き出し、持続的な競争力強化へとつなげます。

4. 財務・経理基盤の強化

ファンドが投資先企業に求める最も重要な要素のひとつが「数字の見える化」です。しかし、中小企業では月次決算が未整備であったり、管理会計が導入されていないことも多く、経営判断に必要なデータがタイムリーに得られないケースが目立ちます。

当サービスでは、まず会計処理の正確性を高め、月次決算を確実に実行できる体制を整備します。これにより、経営者やファンドが迅速に状況を把握でき、適切な意思決定が可能となります。さらに、部門別やプロジェクト別の収支管理を導入し、収益性やコスト構造を可視化します。これにより、利益を生み出す部門や改善が必要な部門を正確に把握できるようになります。

また、効率的な財務レポート体制を構築し、ファンドへの報告資料を迅速かつ正確に作成します。ExcelやBIツールを活用した自動化を進めることで、経理部門の負担を軽減しながら、精度の高いデータ提供を実現します。

資金繰りの安定化や財務健全性の向上も重視し、キャッシュフロー管理や金融機関との関係強化をサポートします。財務・経理の体制を整えることは、単なる管理強化にとどまらず、企業価値向上の土台を築く取り組みでもあります。

5. バックオフィス・DX推進

中小企業において、総務・契約管理・購買・人事労務といったバックオフィス業務は、長年にわたり属人的に運営されているケースが多く見られます。特定の担当者が独自の方法で帳票や契約書を管理していたり、紙ベースやExcelベースの運用が長年続いていることも少なくありません。その結果、業務の引き継ぎが困難になったり、処理のスピードが遅くなるなど、成長スピードを阻害する要因となっています。特にM&A後は、ファンドによる厳格なモニタリングやガバナンス要求に応える必要があるため、バックオフィス業務の効率化と可視化は急務となります。

当サービスでは、単に「新しいシステムを導入する」ことにとどまらず、企業がこれまで培ってきた管理方法やビジネスプロセスを十分に尊重しながら改革を進めます。現場の従業員は長年慣れ親しんだ手法に安心感を持っており、急激なシステム刷新は反発や混乱を招くリスクがあります。そこで私たちは、現行プロセスを丁寧にヒアリングし、改善すべき部分と維持すべき部分を明確に切り分けるアプローチをとります。その上で、新しいシステムの導入を「既存の業務を補完・強化するもの」と位置付け、従業員が自然に受け入れられる形で浸透を図ります。

さらに特徴的なのは、標準的なシステム導入支援にとどまらず、追加プログラミングやカスタマイズを積極的に行う点です。多くの中小企業では、標準パッケージソフトだけでは十分に業務要件を満たせない場面が出てきます。たとえば、独自の請求処理フロー、顧客との特殊な契約管理ルール、建設・製造業など業界特有の帳票フォーマットなどです。そうした現場固有のニーズに対して、当サービスでは外部システムのAPI連携やワークフローのカスタム開発、さらには既存Excelマクロとの橋渡しといった柔軟な対応を行います。これにより、現場が長年使い慣れてきた運用を壊さずに、DXの効果を最大化します。

クラウド会計やワークフローシステムの導入はもちろん、既存の管理台帳をオンライン化する際に「元のフォーマットを残しながら自動集計を可能にする」ようなハイブリッド設計も可能です。また、承認フローの電子化にあたっても「現在の紙の回覧順序をそのままシステム化する」ことで、従業員が抵抗なく新しい仕組みに移行できます。こうした「現場目線のDX」は、従業員の納得感を得ると同時に、定着率を大きく高めます。

さらに、バックオフィスの効率化は単なる業務削減にとどまらず、経営層の意思決定を強力にサポートします。契約書や支出データがリアルタイムで集計されることで、キャッシュフローの変動を即座に把握でき、投資判断やコスト削減策に直結させることが可能となります。データ活用の側面では、BIツールやダッシュボードを用いて、ファンド向けの報告資料を自動生成する仕組みを導入することもできます。これにより、これまで人手で数日かけていた作業が数時間で完了し、管理部門はより戦略的な業務に時間を割けるようになります。

当サービスの価値は、「効率化」と「現場適応」の両立にあります。新しいテクノロジーを一方的に押し付けるのではなく、既存の文化や慣習を尊重しながら、必要に応じてプログラムを追加・調整していく。この柔軟な姿勢こそが、PMIフェーズにおけるバックオフィス・DX推進を成功に導く最大の要因です。結果として、社員は安心して業務に取り組み、経営は正確かつ迅速なデータに基づいた意思決定を行えるようになります。

6. ガバナンス・PMI統括

買収後に最も重要なのは「全体の舵取り」です。ファンドの求めるスピード感と、企業現場の実行力をバランス良く統合することが成功の鍵となります。

当サービスでは、まず法令遵守や内部統制を徹底し、リスクを最小化します。就業規則や内部規程を整備し、役員会・株主総会の適正な運営を支援することで、企業経営の透明性を高めます。

さらに、買収後100日プランを策定し、戦略・組織・人事・財務・DXといった各施策を横断的に統括します。単にプランを立てるだけでなく、進捗管理や課題解決に伴走し、確実に成果が出るよう支援します。

また、ファンド・経営陣・従業員の三者間で信頼関係を築くためのコミュニケーション設計を重視します。定例ミーティングや報告フローを整えることで、情報の透明性を高め、摩擦を未然に防ぎます。

ガバナンスとPMI統括は、企業統合を成功に導く「司令塔」の役割です。当社は、その司令塔として全体を見渡し、確実にシナジーを創出できる統合マネジメントを提供します。

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組織や経営体制、バックオフィスの効率化から人事・財務・DXまで、買収後の幅広い課題に寄り添ったサポートをご用意しています。

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